2018/03/13
「S FLAVOR2」
S FLAVOR 2があっと言う間にソールドしてしまった!
2週間かからんかった!?
ありがとう!驚きだ!
最高のALBUMになった!
一曲一曲に対する想いを書いたので読んでくれたら嬉しいよ!
1 愛の奴隷
この曲はずっと気に入ってて、まさに自分自身のBEATっていう感じがする。
マイナーコード調の雰囲気で疾走感があるっていうね。
歌詞もまんまって感じ。(笑)そのまんま!
2 背徳のOCEAN
ああこれBLOODだよな…って久々にCDを聞いて真っ先に思った曲。
パンク調だけど絶対ただのパンクじゃないぜっていう。
納得するメロディーもあって言いたい事もバッチリ詰める。
またLIVEでもう一度演奏しようと思うよ。
3 カヤノソト
これはALBUM、JUDGEに入ってるんだけど、
愁さんとDEANさんの極悪リズム隊のエグさ(笑)があって誕生した様な曲。
俺は人間の喜怒哀楽をそのまま全部音楽にしたいタイプなんだけど、
これは怒りしかないね。
つい最近、久しぶりに殺意を覚えた事があったから(笑)
歌詞を全部書き直して歌った。
さらにエグいぜよ。(笑)
4 ROCKING CHAIR
この頃を思い出すと、自分の立ち位置、やりたい事、
やるべき事のバランスを必死に取ろうとしていた時期だったと記憶している。
神様なんていねえや!と思う出来事やニュースが多いけどさ、
でもどこか神頼みしたくなる自分は嫌いじゃない。神は己の胸ん中に宿るはず。
5 NAKED WOMAN
ただシンプルにロックンロールしたくなった!
それだけでいいだろう。
俺は何十年も音楽で幸せになり、音楽に痛めつけられ、音楽で暮らしてきた。
ここで一発、ただハッピーになれたら!
と思って書いたよ。ノリノリでいこーぜ!(笑)
って雰囲気を出せたと思う。
6 MY LOVE
オーディションで合格して、いざソロでデビュー。なのに苦しくて苦しくて。
やりたい事の一欠片も出来ていなかった頃。
こんな事やる為にプロになったんじゃねえ!
って八つ当たりばかりしていた。
ZIGGY、リンドバーグ、田村直美さん、アイドル事務所じゃないよね?
俺、何で明星載ってんの?何で髪の毛から洋服から指示されてんの?
実力で合格したはずじゃないの?
何で何も意見聞いてもらえないの?
苦しくて苦しくて。
プロデューサーに次のシングルだけはやりたい音楽やらせて欲しい!
自分の書いたメロディーと言葉だけで。自分の思惑だけで!
絶対にいい曲作ります!
と言ってリリースされた曲。
カラーがまったく違う曲だからそれまでのファンは多少戸惑ったと思う。
でも俺の中では一番自然な形となった。
で、結果、これで終わった。(笑)
思い出深いし大切なポイントとなった曲。
自分を始めて出し始めたという意味で。
まさにビートロックだべ!(笑)
それをBLOODサウンドに乗せて…最高!
7 MAX SPEED RACER
かかってこんかい!突き抜けんかい!ってイメージだね!(笑)
BLOODは、というより、俺の曲はまずハイウェイが合うかどうかって事が一番重要。
鈴木慎一郎=高速道路!(笑)
突き抜けたい!
人生の中で無理難題、逆境、挫折、理不尽…
様々あるだろう。俺にも多々ある。
こんな自由な生き方をしているんだ。当然だ。
自由は孤独。孤独だから己の弱さを知れる。
ワイワイ軽く友達!パーティー!(笑)
流行りのSNSだけで自己顕示欲と承認欲求ブチまけて生きてる奴らにゃ
本物の孤独も幸せもないよ。
人生を。それぞれの道をこの曲を胸の中に置いて駆け抜けて欲しい。
8 STILL
ソロ時代の曲。別れの曲だけど、今の俺のサウンド、BLOOD ROCKにしたら
少しグランジっぽい破壊力が出るんじゃないか?と思ってこのALBUMに採用した。
結果オーライ。湿ってるけど俺の中でしっくりきた。ファンの皆には少し新鮮かも知れないね。
9 CRAZY DOLL LAZY DOG
これもソロ時代の曲なんだけど、デビューALBUMに入ってる曲だね。
俺は人形になる為にオーディション受けて合格してデビューするのか?
売れなかったら誰も責任とらない事ぐらい解っていた。
この流れに乗っていけば必ず自分自身が後悔するはめになる。
自問自答ばかりの日々。
歌詞には当時のそれがよくそれが出ている。
あの頃の純粋な気持ち。絶望感しかなくて。
でも絶対に上がってやる。
絶対に意見言わせんぐらいのミュージシャンになる。
自分でジャッジして自分で理想の音楽を作れる人になる。
そう誓っていた。
順番逆だろ!と。
社長が一番で、その感覚にバチっとはまって
ビジネス価値がある奴をデビューさせる。
そして銭儲けする。
うん。それは悪くない。否定もしない。
でもさ、俺は自分で音楽を書くアーティストだ。
自分の曲でオーディションに出した。それを認めてデビューさせたんじゃないのか?
俺の意思や俺のメロディーに共感してくれる人間達が集まってデビューして花咲かす。
それが順序じゃねえか!?と。
でも今振り返ればすべていい経験。
俺が未熟だったからすべてが事務所のシステムの上に成り立っていた。
あの頃から成長したよ。
今。
俺はすべての曲を書き、すべてのジャッジをしている。
有能なアーティストに楽曲も書けるし、
プロデューサーとしても成り立つ様になれた。
あの頃の自分の悔しさ。
あの頃の若き俺をビジネスになると見込んでデビューさせたプロデューサー。
そしてあの頃の心細さ。
すべてが糧となり今がある。
つらい事こそが財産だ。
必死にもがいている時、人は成長する。
感謝しかない。
10 BRAND NEW DAY
これはセカンドALBUMの一曲目に書いた曲。
曲自体は少し古臭い雰囲気もあるけど、BEATがBLOODに通ずるものがある。
あの頃から俺は今を見据えていたのかも知れないね。
当時レコーディングしていてさ、あのオウム真理教の事件が勃発したんだよ。
テレビつけたら大惨事。
俺は悔しくてさ。
罪もない人々がなんでこんな事になんの?
と。
それで歌詞にある「勘違いだらけの政治家とか宗教じゃ何も作れない」と書いた。
俺の音楽で苛立ちはとても重要な要素のひとつ。
きっと今のファンにも受け入れてもらえるBLOOD ROCKになったと思うよ。
11 BOY
死んでしまった俺の親友に書いた曲。ファンの皆は知っていると思う。
笑顔が素敵な、だけど長崎男の芯が通った奴だった。
30代にして死ななければならなかった親友。
あいつの事は一瞬たりとも忘れた事はない。
ずっと大切にしてきた曲だけど、
デビューしてから今、一番声が出ているこの一瞬にもう一度歌っておきたかった。
上の方で彼もきっとあの澄み切った笑顔で笑っていると思う。
横道坊主、そしてイサオやエージローに会えたのも彼のおかげ。
MAKI KENICHI
君と新宿で二人カウンターで飲んだ事は一生忘れない。
ありがとね。またね。
12 夢の吐息
新曲だ。俺の部屋で歌ったよ。
それが一番響くと思ったから。
ギター一本で。
音もあえて悪くて構わない。
それよりも空気感、本当の意味でのリアルをCDにしたかったから。
これ以上のリアルはない!(笑)
鈴木慎一郎